2015年8月29~30日に宮城県大崎市で「東鳴子温泉ご招待ツアー」を行いました。
初日は現地へ移動し、仮設住宅に避難されている方からお話を伺いました。2日目はツアー当日ということで、調理・設営のお手伝い等を行いつつ、昼食のときには参加者の皆さんと交流しました。
参加者の方から震災時の話や、被災地から避難して仮設住宅に住んでいる現状に対する心情を聞き、東日本大震災の問題が解決されていないことを改めて実感しました。一時ですが、参加者の皆さんが、温泉に入り、食事をして、演劇を観てとても楽しんでいただけたことが嬉しかったです。
【参加者の感想】
・飯館村のみなさんに元気になってもらおうと参加したのに、たくさんの「ありがとう」をいただいて、むしろこちらが元気をもらいました。
・仮設住宅に住んでいる方々は、地元に帰りたいけど帰ったらどうしたらいいかわからないと話されていました。
・風評被害で農業ができず、みんながまた帰ってくるかわからない不安があるという話を聞いて、自分にも何かできないものかと考えさせられました。
・飯館村の被災された75歳のおじいちゃんが「自分は帰れないが、子供や孫たちが飯館村に帰れるように道筋をつけてやるのが自分の残された人生の使命だ」と話されていたのが印象的でした。
当日の様子
NPO法人シャロームさんからお話を聞きました
ツアーの食事を準備中
一緒に食事をし、参加者の方と交流しました